お仕事役立ち情報:コミュニケーションのポイント(その4)
前回は、話し手と誤解を招かないような「明確な表現」についてお伝えしたね。今回は
「自己開示」について紹介するよ。
◆真実をもって、相手に自分のことを伝えること
【ポイント4】自己開示
「自己開示」って普段聞き慣れない言葉だけど聞いたことはあるかな。簡単に言うと「自
己開示」とは自分の情報(感情・経験・人生観など)を相手に言葉で伝えることなんだ。
自分に関すること(考え、意見、特徴、仕事など)を偽らずに打ち明ける能力はコミュニ
ケーションにとって必要なことなんだ。相手に自分を打ち明けることによって、相手はあな
たを知るようになり、そのことはまた相手が自分を開示することになり、相手についてより
良く知るようになるんだ。
自己開示ができるのは、健康な人格を持っているしるしと言われているんだ。つまり、今
の自分が本当に自分であるということに確信が持てるときに、自分の成功や喜びだけでなく
失敗や恥をも他人と分かち合えるんだ。そして、同時に自分を開示することによって自己が
確立していくと言われているよ。
少し難しくなってしまったかな。
一方、人によっては、他人に対する恐怖心や不信を持ってしまっていることもあるんだ。
そういった気持ちを持っていると自己開示は一層できにくくなって、自分を示さず、他人を
も受け入れない、よそよそしいコミュニケーションしか生まれないんだ。
だからと言って、いつでもどこでも自己開示をすることが全てかというと、決してそうで
はないんだ。人は自由な、善意ある雰囲気の中で、はじめて自己開示ができるんだ。
この信頼、善意を生み出すためには、誰かの自主的な自己開示の冒険が必要な場合がある
んだ。誰かが開示をすることで、信頼を生み、自己開示は自己開示を生みだし、そこにお互
いがさらに深く理解し、また意味を見出すコミュニケーションが生まれてくると言われてい
るよ。
自己開示もまた効果的なコミュニケーションの重要な要素だね。
もし「伝えたい」と思う相手がいれば、勇気をもって自分のことを伝えてみたらどうかな
!そこから新しいコミュニケーションが生まれ、信頼関係も深まるよ。
次回は、4つ目のポイントをお伝えするよ。
- 私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!