お仕事役立ち情報:コミュニケーションのポイント(その3)
コミュニケーションのポイントとして、前回は、「傾聴」について話したけど「聞く」と
「聴く」の違いは理解してもらえたかな。今回は、「伝え方」について紹介するよ。
◆自分の考えている事、伝えたいことをはっきりと表現すること
【ポイント3】明確な表現
前回「聴く」ことが大切であると話したけど、伝えること、感じていることを明確に表現
することもまた大切なことだよね。
『一を聞いて十を知る』ということわざを聞いたことがあると思うけど、これは物事の一
端を聞いただけで全体を理解するという意味で、非常に賢く理解力のあることの例えだよね。
『以心伝心』という言葉もいい意味でつかわれることが多いけど、相手がいつも『以心伝
心』の状態でいてくれるとは限らないよね。
伝える時に気を付けなければならないのは、話し手が、自分が思っていることをはっきり
全部言わなくても、相手はわかってくれるものと思い込んで話してしまう場合だね。相手が
いつも会っている人だとなおさら、そう思い込んでしまうんだ。
普段の生活でも気を付けなければならないけど、仕事をするときは特に気を付けなければ
ならないね。
話し手も聴き手もお互い気を付けていないと、話し手は、自分の表現しようとしたことが
全て聴き手に理解してもらったと思い込み、一方、聴き手は、自分が想像したことを基に理
解したと思い込んで、事を進めて行ってしまうことがあるんだ。
要するに、伝えたいことが相手に伝わっているか確認をしないで仕事をしてしまうと、大
きなミスや誤解につながってしまうんだ。
普段、当たり前に話していると思うけど、“伝える”ときには、3つの点を心掛けてもらえる
といいコミュニケーションにもなるから、それを紹介するね。
1 自分の考えていること、伝えたいことを心の中にはっきりとイメージしておくこと。
2 伝えるときは、明確な言葉で表現するように努力すること。
3 相手の反応をよく見て、自分の伝えたいことが、伝わったかを確認すること。
「伝えること」と「聴く」ことがセットになって初めて、効果的なコミュニケ―ションが
成り立つんだね。
次回は、4つ目のポイントをお伝えするよ。
- 私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!