お仕事役立ち情報:転職者向け面接の考え方と心構え
今回は、「転職者向け面接の考え方と心構え」についてお話しするね。
まずは、新卒者と転職者の面接の違いについて意識してみよう。
新卒者面接では、応募者の「将来性に対する期待度」が重視されるんだ。
一方、転職者面接では、応募者が「企業が採用したい人物像かどうか」を確認しているんだ。
つまり、応募企業には採用したい「人物像」があり、そのニーズに合う『アピール』をすることが重要なんだ。
したがって、応募企業がどんな人物像を雇いたいのか事前に「調べておくこと」がとても大切になるんだよ。
●中途採用の傾向
では、次に中途採用の傾向について見てみよう。
みんなは、「中途採用は即戦力」という言葉を聞いたことがないかな。
少し前までは、中途採用の多くは欠員補充が目的だったんだ。そこでは、欠員があった時にのみ不定期に求人募集が行われていたんだ。
でも、中途採用に対する考え方も少しずつ変わってきたんだよ。
今では、優秀な人材を確保するために通年で採用活動を行うなど、中・長期の視点で外部に人材を求める企業が増えてきたんだ。
また、経験やスキル等の即戦力に加え、仕事に対する発想力や提案力をより重視する傾向となっているんだ。
●転職者面接のポイント
転職者面接は、新卒者面接とどこが違うかわかるかな。
新卒者面接では、「学生時代に何を頑張ったか?」などを聞いて、「将来性」を読み取り、自社にふさわし
い人材に育つ見込みのある新人を採用するんだ。
しかし、転職者面接では将来性より経験の中身や資格、努力や発想・提案による実績が評価対象と
なるんだ。
自己PRや志望動機のほか、職歴や前職の仕事内容などの質疑応答から、応募者が自社の求める人材
かどうかを判断するんだね。
面接に不安がある人は、「面接の基本動作と注意ポイント」と「面接時の質疑応答の流れ」を記しておくので、参考にしてみるといいね。
●面接の基本動作と注意ポイント
①会社到着
面接会場は前日のうちに地図で確認。
チェック:会社に到着したときから面接は始まっているよ。10分前の到着が理想。
②受 付
受付では「本日○時に面接のお約束をしております○○○○です。採用担当の○○様にお取次ぎをお願い致します」ときちんと名乗る。
チェック:受付が人事担当者への連絡役となっていることも少なくないよ。
気を引き締めて、コート類は建物を入る前に脱いでおくのがマナー。
③控 室
控室や面接会場まで案内してくれた従業員にも礼儀正しく接する。
控え室では、喫煙・おしゃべり・携帯は厳禁と考えよう。
④入 室
名前を呼ばれたら「はい」と答え必ず3回~4回ノックをします。中からの返事を待ちドアを静かに開け「失礼します」と声を掛け、ドアに向き直り両手で丁寧に閉める。
面接官へ向き直り「宜しくお願い致します」と一礼。
⑤挨 拶
面接官のほうへ姿勢良く立ち30度~45度の角度でお辞儀。
顔を上げてから「○○○○です。本日はお忙しいところ、面接のお時間をお取り頂き有難うございます。宜しくお願い致します」と挨拶を行います。
「どうぞおかけください」と面接官から指示があってから着席します。着席時は、背もたれに背中を付けない事!入室時の一連の流れですが、「分離礼」といってお辞儀と挨拶は別々に行います。
チェック:入室からあいさつまでが、第一印象を決定づける重要な瞬間。
立ち振る舞いをチェックされるよ。
⑥面接中
話すとき聞くときの視線は相手の顔に向けるのが基本。面接官が複数の場合は、質問者へ視線を向け質問を受けるのが普通。話すときには、複数の面接官へ均等に目配りしながら話しましょう。
チェック:質問を受け自らが答える前に返事をしてから話し出すと聞き手に好印象。
⑦面接終了
面接官の終了の言葉に、その場で一礼しゆっくり立ち上がります。椅子の横に出てから「本日はありがとうございました。よろしくお願いします」と深めに一礼。
チェック:入室時は勿論ですが、この退出時に立ち振る舞いが重要。
帰り際の面接官に向かう表情などに人柄が表れるよ。
⑧退 出
退出口のところで向き直り「失礼します」と面接官に会釈をして退出。
ドアのある場合は、開けてから向き直ってドアを閉める。
チェック:後ろ姿のままドアを閉めたり、バタンと音をさせないように注意。
- 私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!