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お仕事なぅ

なぅ先生のお仕事役立ち情報

お仕事役立ち情報:コミュニケーションのポイント(その1)

 このコラムでは、以前に「職場でのコミュニケーション」の重要さについて紹介したね。
 コミュニケーション能力は、採用にあたって企業が重視する能力の一つでもあるんだけど、苦
手だと思っている人はたくさんいるよね。
 なぜ苦手に思ってしまうのか、その理由は、
  ・上手く話さなくてはならないと思い、あがってしまう
  ・自分を分かってもらえないと思う
  ・他人が、自分のことをどう思うか必要以上に気にしてしまう
  ・自分に自信が持てない
  ・何を話していいか分からない
  ・伝えたいことが言葉にできない
 など、人によっていろいろあると思う。
 この不安を解消するために、対人関係の中で効果的なコミュニケーションを保つための5つの
ポイントを、順に紹介していくよ!

【ポイント1】自己概念
 人は、自分が何者であるかという、自分についての概念(自己概念)を持っているんだ。
 自分がどのような自己概念を持っているかは、「自分は・・・・・」で始まる文章をいくつか
考えてみれば分かるよ。
 例えば、
  「自分は、洋食より和食が好きだ」
  「自分は、じっとしているより体を動かしていることが好きだ」
  「自分は、一人でいるより大勢の人といるほうが好きだ」
 これらの、自分が何者であり、何ができて何ができないか、何に価値をおいているか、何を信
じているか、といった自己についての概念は、他人とのコミュニケーションにも大きな影響を与
えるんだ。

 しっかりした自己概念を持つことは、対人関係を築くうえでプラスに働くことが多いよ。
 あいまいな自己概念しか持っていないと、他人が自分をどのように見ているかを歪めて受け取
り、他人と関わることに不安になってしまいがち。
 自分がとるに足りない者ではないかという見方を持っていると、他人と親しく話し合うこと、
自分の気持ちを素直に表現すること、他人からの忠告を受け入れることなどが、できにくくなっ
てしまうんだ。
 また、自分は欠点が多い、人より劣っていると思っていると、自分の考えや思いついたことは
間違っていると思い込んで、相手に伝える前に、他人には興味のないことであると決めつけてし
まうことがあるかもしれない。

 自己概念は、コミュニケーション能力に影響を与えるものだけど、逆にコミュニケーションが
自己概念を形作っていくものだとも言えるね。
 他の人との関わり合いの経験から、自己概念を引き出してくるんだ。
 いつも接している人々(親・兄弟・上司・同僚・部下・友人)の言葉や、言葉によらないコミ
ュニケーションから、自分がどのように受け入れられているかを知るようになる。
 だから、人がしっかりした自己概念を持つためには、周囲の人々の愛情や理解を必要とするん
だ。

 次回は、コミュニケーションの2つ目のポイント【傾聴】について紹介するよ。

 

なぅ先生
私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!