お仕事役立ち情報:面接のポイント(その2)
今回は、面接のポイント後半戦、具体的な面接の準備や、おさえておきたい当日の流れを紹
介するよ!
○ポイント1 面接の準備
面接は、短い時間で(20分~50分位)会社が応募者を判断し、最終決定をしなければなら
ないという極めて特殊な出会いの場といえるね。したがって、その限られた時間の中で、い
かに自分をアピールするかが重要になってくるんだ。
まず、企業が面接者のどこを見るのか考えてみよう。
一つ目は、履歴書や職務経歴書に書かれた能力や経験の確認だよ。
ここで言う能力とは、「行動を起こさせる力」のこと。職業人には、職業人として求めら
れる行動があって、その求められる行動を起こさせる力が能力なんだ。
能力を判断したり、評価したりする際、企業においては、「知的能力」(論理的思考力、
問題解決能力、見通し力、学習能力など)と、「技能・技術的能力(経験)」の2つのモノ
サシを用いるんだ。
二つ目は、パーソナリティーにかかわる能力だよ。これを「態度能力」と言って、意欲を
持って仕事に取り組む力、対人関係を円滑に処理していく力、組織に抵抗なく順応する力の
ことで、企業社会で活躍するためには欠かせない能力なんだ。
これが「知的能力」「技能・技術的能力」に続く第3のモノサシで、面接では特にこの第
3のモノサシを主に確認するんだ。
ここからは、そのポイントの一部を紹介するよ。
① 社会人としての常識
基本的なマナーができていなければ、内定をとるのは難しいね。
(例:遅刻、服装、挨拶、言葉遣いなど)
② やる気・意欲
せっかくやる気・意欲を持っていても、伝わらなければもったいないね。
自分の行動パターンを振り返り返ってみよう。
(例:声が小さい、うつむく、質問しない、志望動機を言えないなど)
③ 明るさ
基本的には、会社は明るい人を望んでいるよ。
④ 協調性
会社ではすでに働いている人たちがいるから、採用する側としては、周りの人たちと
うまくやっていけるかは、重大な関心ごとだね。
協調性を常に見られている意識を持とう。
では、面接の事前準備として何が必要だろうか。
一つ目は、質問への備えなんだ。
企業の多くは同じような質問をしてくるよ。
例えば、「自己紹介をお願いします」、「前職の退職理由は何ですか?」「当社を志望し
た理由は何ですか?」「短所・長所を教えて下さい」などだね。
質問が事前に分かれば、その質問に備えることができるから、多くの質問を想定して回答
を作っておこう。
二つ目は、相手企業、業界の動きを調べておくこと。
相手を知らずに面接に臨んでも、相手にはすぐに準備不足が分かってしまうもの。しっか
りと下調べをしておこう。
○ポイント2 面接の流れ
面接は以下のような流れが一般的だね。
① 挨拶(第一印象を良くすることがポイント)
※第一印象が採否を分ける
・短い時間を有効に使うには「第一印象」が重要だよ。
・第一印象は、話している内容よりも、見た目、目線、声のトーンなどに影響されるこ
とが多いから、万全の注意を払うようにしよう。
・明るく元気よく。シンプルだけど、第一印象でとても大事なことだよ。
② 導入(声のトーンや、早口になっていないか、目線は)
・自己紹介、自己PR
・志望動機
・退職理由 など
③ 本論(応答の仕方に注意、簡潔・明瞭)
・考え方、性格、価値観
・仕事の知識
・前職での業務内容
④ 終了前(目線、姿勢など、もう一度確認)
・給与、入社日等の労働条件
・応募者からの質問
※質問の時「なにもありません」では、「本当に当社で仕事がしたいのだろうか?」
と疑われる要因となりかねないから、事前に質問事項を複数用意しておくことが無難
だよ。
※当然ながら、最後の挨拶も大事だよ。きちんとした挨拶で良い印象を与えるように
しよう。
これまで、面接の流れやポイントなどを紹介したけど、全てが一度でうまくいくとは限らな
いよ。
質問にどう答えたか、また答えにくかった質問があったらメモしておいて、次に備えよう。
就職に近道はないかもしれないけど、とにかく重要なのは事前の準備。自分が納得できる準
備をして面接に挑もう!
- 私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!