お仕事役立ち情報:職務経歴書の書き方(その4)
これまで3回にわたって、職務経歴書の作成のポイントを紹介してきたけど、今回はその大詰め、「STEP3 職務経歴書の作成」について紹介するよ。
職務経歴書に書く内容については、STEP1・2で紹介してきたから、今回は、その内容を効果的に伝えるレイアウトや、職務経歴書を作成する上での注意点に焦点を当ててみよう。
【レイアウト】
ここでは、職務経歴の書き方について、一般的なものを二つ紹介するので、それぞれのメ
リット・デメリットを考慮しながら、自分に合ったものを選んで作成してみてね。
○編年体式
職歴を時系列順に記載する方式。最もポピュラーな書き方と言えるし、迷ったらこの方
式を選ぶのがいいかもしれないね。
直近の経歴をアピールしたい場合、最近のものから順に記載する「逆編年体式」で書く
のもオススメだよ。
・メリット
時系列になっているため、どのような経歴を辿ったのか分かりやすく、採用担当者が
見やすいということが、特徴でありメリットだね。
・デメリット
特に職歴の長い人などは、アピールしたい項目が分かりにくくなってしまう可能性が
あるね。アピールしたい度合いに応じて職歴のボリュームを変えたり、大事な部分には
下線を引いて強調したり、自分の伝えたいことをしっかり見てもらう工夫が必要だね。
また、いろいろな会社で同じ職種に就いてきた人にとっては、同じような情報を繰り
返し記載しなければならず、「非効率な書き方」をしている印象を持たれてしまうかも
しれないね。
○キャリア式
時系列に関わらず、経験した職務内容や分野ごとに項目をまとめて記載する方式。専門
性を要する技術職に応募する場合など、特定のスキルをアピールしたい人にオススメとさ
れているよ。
・メリット
時系列にとらわれずに経歴を記載するから、企業に求められているスキルを冒頭に書
くことができるなど、効率的にアピールポイントが記載できるよ。
・デメリット
採用担当者から見て、現在までのプロセスが一目で分かりづらいのがデメリットとな
るね。職歴が長い人は、冒頭に職歴の概要を記載するのもいいかもしれないよ。
【手書きかパソコンか】
一般的には、「履歴書は手書き」「職務経歴書はパソコン」で作成するのが良いとされて
いるよ。特に職務経歴書については、パソコンが得意であれば、フォーマットから作成して
パソコンスキルをアピールすることもできるね。
【職務経歴書の枚数は?】
1~2枚にまとめることをオススメするよ。
採用担当者は、応募者数によっては何十枚もの応募書類に目を通さなくちゃならないこと
もあるんだ。どんなに素晴らしい経歴であっても、そんな中で長々と書かれた職務経歴書を
見たら、読む気をなくしちゃうかもしれないよね。読み手のことも考えて、要点を簡潔にま
とめるようにしよう。
文章を簡潔にまとめるということは、それ自体がアピールポイントにもなるよ!
【文章の注意点】
職務経歴書の文章は箇条書きにまとめるが一般的。一つの文章が長くなり過ぎないように
注意しよう。
また、業界の専門用語を使うのも控えた方がいいね。どうしても使わなくてはならない場
合には、注釈を入れるなど、分かりやすくする工夫をしよう。
職務経歴書についていろいろと紹介してきたけど、参考になったかな?
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- 私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!