お仕事役立ち情報:職務経歴書の書き方(その2)
今回は職務経歴書の書き方のポイント「STEP1 経歴の書き出し」について紹介するよ。
職務経歴書を書こうと思っても、経歴が長い人ほど、何をどのようにアピールしたら良いのか悩んでしまうよね。
職務経歴書は、履歴書の補足資料ではなく、自分を表現するプレゼンテーション資料なんだ。
応募する会社や職種などに合わせて骨格となるアピールポイントや方向性を定めて、その方針に沿って内容を盛り込んでいくのが効果的。
そのために、まずは自分の経験値やアピールポイントを「全て洗い出していく」ことが重要なんだ。
自分の年表を作るつもりで、時系列でこれまでの経歴を全て書き出してみよう!
<書き出す項目例>
・会社名、会社概要(事業内容、資本金、従業員数、年商など)
・入社、退社年月
・配属部署、配属年月
まずは職務経歴としての必須項目。社内での異動・昇進なども書き出そう。
・仕事内容、役割、業績
ここが職務経歴書の最重要項目。携わったプロジェクト、努力・工夫したことやその結果
など、後述するポイントを踏まえながら書き出してみよう。
・取得した資格、受講した研修、身につけたスキル
・マネジメント経験の有無
必須ではないけど、こういったものがあると自分をアピールする魅力の一つになるよ。
<書き出すポイント>
・内容は具体的に!
仕事の業績については、「~を頑張った」という抽象的な表現はやめて、できるだけ具体
的に、例えば営業成績など提示できる数字があればアピールしよう。
具体的なエピソードを交えると、採用担当者がイメージを湧かせやすいよ。
・実績は他人と比べるものだけではない
「営業でトップを取った」などの華々しい実績があればいいけど、そう上手くいかないこ
とも多いよね。
そんな時は、他人と比べるのではなく、自分が工夫したことや成長したことをアピールし
てみよう。
営業であれば「~を工夫することにより、売り上げを○○%増やした」という、自分個人
の工夫と成長度に焦点を絞った書き方もできるよね。
他にも、「~を工夫することにより、△△の作業に要する時間を□□%短縮した」などの
作業の効率化もアピールとして魅力的。
成果も重要だけど、仕事に真剣に取り組み、創意工夫したという意欲・姿勢も採用担当者
が重視するポイントだよ。
・個人として実績が残せるような仕事の経験がないときは…
事務職員やホールスタッフなど、個人として実績が残せるような仕事じゃない場合もある
よね。
そういった場合は、上司やお客様などからかけてもらったお褒めの言葉などを書いて、仕
事に取り組む姿勢を客観的にアピールするという方法もあるよ。
・個人として実績が残せるような仕事の経験がないときは…
ある程度の年齢になると、自分の仕事だけではなく、マネジメント経験の有無も見られる
ポイント。
役職者としての部下の指導経験はもちろん、役職者でなくともプロジェクトの責任者や後
輩・新人の教育などもアピールポイントになるよ。
ただ、入社当初はあくまで新入社員といった扱いにあることも多いので、あまり管理職経
験をアピールし過ぎると、「使いにくい人」と評価される可能性もあるから、注意が必要だ
よ。
改めて書き出してみると、「こんなことを頑張っていたな」と思い出すきっかけになったり、ひょっとすると自分でも気づいていなかった部分が見えてきたりするかもしれないね。
経歴の書き出しから自己分析につなげることで、面接対策の一環にもなるから、ぜひ取り組んでみよう!
次回はSTEP2 「情報の整理」について、ポイントを教えるよ。
- 私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!