お仕事役立ち情報：販売

　販売という言葉から連想される仕事は、衣服を取り扱うアパレルショップの店員の仕事や携帯電話を取り扱うケータイショップというイメージが強いと思うけど、みなさんのイメージはどうかな？
　販売という仕事は、主にお店でお客様を相手に商品を売る仕事で、そのお店には百貨店、スーパー、家電量販店、専門店等の多くの職場があって、取り扱う商品の違いから、一見違う仕事のように思えるけど、実は全部同じ仕事をしているんだよ。
　具体的には、店内清掃や商品の入荷・陳列、在庫管理、レジ打ちなども販売の仕事なので、きっとみなさんがイメージしているより幅広い仕事なんじゃないかな。

　札幌圏では、就職希望者の約12％が希望している職種で、求人数自体も全体の求人数の約12％であり、有効求人倍率が0.54となっていることから、前回勉強した事務の仕事よりも販売の仕事の方が就きやすい職種と言えるね。（※１）

　商品をお客様に販売する仕事には、販売の他に営業という分野の仕事もあるけど、一般的には、お店に来店したお客様に対応するのが販売であり、お店を持たずに会社や個人に対して対応する仕事を営業とする場合が多いみたいなんだ。
　販売は、エンドユーザーと呼ばれる消費者個人に対して商品を販売する仕事で、営業は、主に企業との取引を担当する仕事という説明を目にすることがあるけど、個人営業という言葉があるように、職種名にそれほどこだわらずに仕事の内容そのものに着目した方がいいと思うな。

　販売の仕事には、商品知識と接客技能が求められ、会話のキャッチボールの中からお客様の反応や要望をつかんでいくため、話し方ひとつにも常に気配りが必要だし、何よりも第一印象の良い笑顔が非常に重要となると思うな。
　読んで字の如く、販売は商品を販売する仕事をするけど、実は商品を売るだけが仕事ではなく、接客を通して消費者個人の要望を聞き、その要望を商品の製造・開発へと結びつけていく重要な役割も担っているんだ。
　
　こう考えてみると、販売の仕事は、常連のお客様から初対面のお客様まで様々な人々と関わり、お客様の反応をダイレクトに感じながら、ときにはお店の顔として自社の商品を宣伝したり、ときにはお客様の要望を具体化して満足してもらったり、ときには商品開発につながる調査をする奥が深い仕事だと言えるね！！
　

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