お仕事役立ち情報:キャリア選択における意思決定について
前回まで、自己分析・自己理解の進め方と仕事理解について情報提供させていただきました。
今回は、今までの自己分析・自己理解と仕事理解(過去から現在)をベースに将来を展望し、
「意思決定」をするステップになります。
具体的には、皆さんが将来のキャリア選択に際してどのようなことを意思決定し、その意思
決定をどのように進めていけばよいのかについてご説明します。
最初に、今後の職業生活設計・目標の明確化等について意思決定することが必要になります。
① 中・長期的な目標や展望の設定、それを踏まえた短期的な目標の設定
② 目標を達成するための選択肢の決定
③ 目標を達成するための準備事項の決定
④ 目標を達成するために必要な自己学習や職業訓練等の能力開発に関する追加情報の収集
⑤ 職業だけでなく、どのような人生を送るのかという観点や、ご自身とご家族の基本的生
設計の観点等から、キャリア・プランの作成と継続的な見直し
ここからは①~⑤を個別に詳しく見ていきます。
① 長期的目標及び短期目標の決定
ご自身のキャリア・プランを踏まえて中期(5年程度)長期(10年程度)のキャリアの目
標を設定します。また、それを踏まえて短期(1~3年)な目標を設定します。
② 選択肢の決定
目標は、単なる将来の夢ではなく、自己理解、仕事理解を踏まえ、達成できる実現可能な選
択肢を考え決定します。
③ 検討項目の決定・確認
目標を達成するために準備する検討項目は何かを考え、優先順位の高い項目を整理します。
④ 意思決定に必要な追加情報(能力開発・教育訓練等)の収集
目標とする職種の求人が労働市場にあまり存在していない場合、希望職種に就くための職業
能力が不足していたり、それを身に付けるために必要な期間と就職希望時期に大きな乖離が
あったりなど、キャリア・プランの内容が実現困難なものであると見込まれる場合は、その
目標の見直しが必要になります。
そして、その見直した目標に対する能力開発・職業訓練等の追加情報の収集も必要になりま
す。
⑤ 具体的なプランの作成
自己理解・仕事理解をもとに、どのような職業に就くかというだけではなく、どのような人
生を送るかという観点などから、キャリア・プラン(職業生活設計)を作成します。
職業選択は職業に関する意思決定のプロセスであると考えることができますが、意思決定の
プロセスに関する代表的な理論をプロセスごとに例を挙げながらご紹介します。
<意思決定のプロセス>
(例)
将来、ご自身が後悔することのないよう、しっかりとした意思決定をするよう心掛けましょう。
- 私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!