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なぅ先生のお仕事役立ち情報

お仕事役立ち情報:自分への「3つの問いかけ」


あなたは仕事(キャリア)を選択するときに、どのような判断基準で選んでいますか?

あるアメリカの心理学者で組織開発やキャリア研究に権威ある先生は、仕事を選択するときに
次の3つの要素について自らに問いかけ、答えを見極めて判断することで、仕事に就いてから
の「どうもこの仕事をやっていても達成感がない、やる気がわかない、つまらない」といった
ストレスを感じにくくすることができると言っています。

                  自分は?
 

<興味・関心>「何をやりたいのか」
・今までの仕事以外にやってみたいと思ったこと
・親やきょうだいが働く姿、テレビドラマなどを見てあこがれたこと
・ずっと興味を持っていたが、「自分には無理だ」とあきらめてきたこと
・自分にとってこの仕事は「カッコいい」「魅力的だ」と感じること    等々

<能力>「何が得意なのか」
・自分は体力には自信がある
・自分は接客には自信がある
・自分はパソコンスキルには自信がある
・自分は長く続けてきた趣味・特技がある
・自分はこんな資格を持っている
・自分は今まで培ってきた経験・知識がある    等々

<価値観>「何をやっているとき充実しているか」
・あるものを自分のアイデアだけで創り上げたときに、とても充実感を感じる
・特定分野の専門家として自信を持って活動したい
・仕事が保証されていて、収入も安定していることを優先したい
・社会や人のために貢献できていると感じられるときが充実していると思える
・人に「ありがとう」と感謝してもらえたときはとても嬉しく感じる
・一人でコツコツと作り上げたものが完成したときはとても達成感を感じる
・自分の専門分野や専門的な技能を磨き上げられるなら満足感を維持できる
・組織やグループを束ね、沢山の人に影響を与える意思決定できるような立場で働きたい
・自分の私生活と仕事を両立させることは、昇進よりも大切なことだと思う
・自分の事業を起こし軌道に乗せることを、いつも考えている    等々

これら3つの問い(興味・関心、能力、価値観)に対する答えを導き出し、3要素が交わる部
分(▲)に当てはまるような仕事に就くことができれば、冒頭で述べたようなストレスは感じ
にくくなるでしょう。また、当然仕事をする上では一定のストレスを感じることはあるでしょ
うが、それはマイナスにはたらくストレスではなく、むしろ生産性や業績の向上につながるな
ど、プラスにはたらくストレスとなります。

さらに、プラスにはたらくストレスを感じる仕事であれば長く続けることができ、それによっ
て知識・経験が蓄積され、階段を上がるようにキャリア形成をしていくことができるとも言わ
れています。

さて、ここまで述べたところで、「3つの問いについて整理することが重要だと分かったけど、
どうやったらいいのか分かりません。」という声が聞こえてきそうですね。

3つの問いの答えを考えること、これを「自己理解」を深めると言います。

自己理解は、自分一人で悶々と考えるだけでは深まりません。自己理解を深めるためには、過
去の仕事を振り返り、「自分が大切にしてきた価値観」「仕事をやってきて身に着けた能力」
「今現在の興味・関心」に気づくことが必要になります。
最近ではこの「気づき」を得るために、色々な「方法」「ツール」などが用意されています。

次回は、この「自己理解」を深めるのに役立つ情報を皆さんにご提供しようと思います。
 

なぅ先生
私は世の中にどのようなお仕事があるか研究している、なぅ先生です。
これから、お仕事について一緒に勉強していきましょう!!